ギターといえばソロ。ギュンギュンいわして弾いたり、キュイーンと弦を押し上げチョーキング。 もちろんそんなギターが僕も大好きです。しかし、ギターとは歴史的にみても本来は伴奏やリズム楽器として発達してきました。これはまぎれもない事実です。しかし、現在はどうでしょう?
ロックにおいて専らギタリストはデッカイ音を出して「俺のサウンドを耳の穴かっぽじってよく聴いてくれ!」といわんばかりに延々とソロを弾いたり、なんだかよくわからない周波数の音を出してバンドの添え物として音を出しています。ジャズのセッションに行けば、テーマやメロディのバックではやたら動きまくるコードをジャキジャキ弾いたり、メロディとはなんの脈絡もない裏メロをひたすら弾きます。もちろんソロが回ってくれば延々と指癖のおもむくままに憧れのギタリスト譲りのフレーズを連発します。
以下他の楽器奏者の声です。
そうねえ、ギターの人ってちゃんと理論とかわかってない人が多いんじゃないかな。もちろん、たまに詳しい人もいるんだけど、ほんと少数。ちょっと勉強してるような人でもスケールくらいの知識しかないし、ソロだってスケール上下してるだけだもん。だいたいいっつもおんなじコード押さえてるしね。ケースバイケースで構成音とか入れ替えたりできないんだよね。そもそも、間違った音弾いてるのくらい気付いてよって感じ、耳も悪い人多いよね、ホント・・
○ジャズピアニスト
ギタリスト?まー花形だから多少のやんちゃは許すけどさ、あいつら周りの音をきいてねえんだよな!自分の音きいてもらいたいんだろうけど、自己の世界に入り込んでリズムの悪いやつばっか!速弾き練習する前にリズムトレーニングしろって感じ・・
○某ロックバンドのベーシスト
まーあまり理論とか知らない私が言うのも変だけど、ピアノの人に伴奏頼むのとギターの人に伴奏を頼むのじゃ大違いなんです。ギターの人ってこっちのキーに合わして移調するのとかすっごい嫌がるし、理由も「作ってきたソロや伴奏ができないから」って言うんです。なんか音じゃなくて指で演奏してる感じがします。急なお客さんのリクエストにもまったく答えられないの、ピアノの人とかは鼻歌歌うみたいに器用に弾かれるからホントすごいと思います。一緒にライブをするなら絶対鍵盤楽器の方にお願いしますね。どうしておなじ和音楽器なのにこんなに違うんでしょうか?
○ラテン系ボーカリスト
これはでっち上げでもなんでもない、紛れもない他の奏者たちの声です(反省・・)。
彼ら(彼女ら)は本当に不思議がっていました。そしてこれらはあくまで一部の声です。ギタリストというのは通常早くて中学生遅ければ高校、大学あたりから楽器をはじめるため、ほとんどの場合基礎が出来てません。いきなり曲にはいるから音の出し方や耳のトレーニングを経ずに現場に参入します。さらに楽器の特性上、演奏を通じて音楽的素養が上達する事も少なく、ほとんどのギタリストが指癖にたよって演奏するのです。ましな場合でも指板を手がかりに、視覚的に弾くくらいです。
もちろん、中ではきっちり他の奏者のような頭の仕組みで弾いてる人もいますが、少なくとも僕は上記のようなギタリストでした。現在はコードの、バッキング達人ともいえる師匠についており、このサイトでは師匠に習ったことや僕自身の経験、発見を中心として記載していく予定です。
ギター弾きの哲学 京都在住。スイング系バップ的ギター弾きの日々の雑記。
Stringphonic 大阪心斎橋にあるギター屋。ジプシージャズ系、アーチトップ好きは必見!→のES-150購入店。
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虹の唄 全国epiphone協会会長、NEGGY加茂氏のHP。
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